
どーも!RACCOGARDENのグラです。
突然ですが、私はHSPだということがつい最近判明しました。
今回の記事ではHSPという言葉を聞いたことはあるけど、よくわからない人。
もしくは自分もHSPなのではないかと疑っている人に向けて書いていきます。
HSPって何?
まず、HSPとは『Highly Sensitive Person』の略で、
簡単に説明すると「非常に感受性が強く敏感な気質もった人」という意味です。
人の気持ちを理解しすぎたり、大きな音や激しい光に敏感に反応してしまい
疲れてしまう人などがHSPだと言われています。
HSPは病気ではなく、体質です。
そのため完全に治すことはできず上手く付き合っていかなければいけません。
HSPは全人口の5人に1人くらいの割合でいるとされていて、
人間以外にもサルや犬などの動物にもいるそうです。
こちらのサイトでは簡単なHSPかどうかの診断チェックがあるので、
参考にしてみると自分がHSPかどうか、もしくはHSPの中でも
強めの傾向があるのかがわかります。
http://www.madreclinic.jp/pm-top/pm-symptom/pm-symptom-22/
HSPセルフチェック
HSPはセルフチェックで、自分がその傾向にあるかどうかをある程度、確認することができます。
少しでも当てはまるのなら「はい」と答えてください。
まったく当てはまらないか、 あまり当てはまらない場合に「いいえ」と答えてください。
- 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
- 他人の気分に左右される
- 痛みにとても敏感である
- 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
- カフェインに敏感に反応する
- 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
- 豊かな想像力を持ち、空想に耽(ふけ)りやすい
- 騒音に悩まされやすい
- 美術や音楽に深く心動かされる
- とても良心的である
- すぐにびっくりする(仰天する)
- 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
- 人が何かで不快な思いをしているとき、どうすれば快適になるかすぐに気づく
(たとえば電灯の明るさを調節する、席を替えるなど) - 一度にたくさんのことを頼まれるがイヤだ
- ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
- 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
- あまりにもたくさんのことが自分のまわりで起こっていると、不快になり、神経が高ぶる
- 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
- 生活に変化があると混乱する
- デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
- 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している
- 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
- 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」 とか 「内気だ」 と思っていた
質問のうち12個以上に該当した場合は、HSPの気質があるとされます。
また当てはまるものが多いほど、HSPの度合いも高いとされます。
ただし、逆に「はい」がひとつかふたつしかなくても、その度合いが極端に強い場合は、HSPの気質があるとされます。
引用:
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
エレイン・N・アーロン [著]・冨田香里 [訳] 講談社 / ソフトバンク文庫
程度の差はあれ、人ごみが苦手であったり、
監視されていると極度に緊張して能力が発揮できない。
他にもマルチタスクが苦手など社会人や学生としては
なかなか大変な面も持ち合わせているので、
自分にさらに自信がなくなってしまったり、
鬱傾向になりやすいなどメンタル的に弱い部分もあると言われています。
HSPの特徴

ざっくりとHSPについて紹介してきましたが、
当てはまる人はもうすでに自分もHSPだと共感している人も
いるのではないでしょうか?
HSPは体質であり、個性なので良い部分もあれば悪い部分もあります。
そこで、ここからはHSPの特徴を良い部分と悪い部分に分けて紹介していきましょう。
HSPの良い部分
① 想像力がある

まず、HSPの良い部分として想像力があります。
私もこの特徴はめちゃくちゃ当てはまっていて、その想像力豊かな部分を使って
シナリオライターを本業にしています。
子供のころから美術の時間なんかで何を描こうかや、
何の作品を作ろうか迷っている人が信じられませんでした。
僕の場合は、先生が説明している段階ですでにどういう風な作品を作ろうか
何パターンか出ていたので、逆に何を描こうか迷うくらいでした。
なので、当時HSPだと知らないときは、
みんながふざけてるのか恥ずかしいから思いついていないフリでも
してるんじゃないかと思っていました。
② 良心的で優しい
自分で言うのもなんですが、HSPの人はとにかく優しいです。
敏感に周りの変化などに気づくため、ちょっとした気遣いや人の
ことを気に掛けることができます。
ただこれは1対1の時に発揮できる能力であり、大人数だと
多くの人のいろいろなことに気づくため情報が多すぎて疲れてしまいます。
HSPを持つ人の多くは根はやさしく穏やかな人が多いように感じられます。
また、真面目で責任感も強いのでいい人と呼ばれやすいですが、
それが自分の首を絞める形となり途中で嫌になってしまうこともしばしばです。
僕の場合は特に少数精鋭の友達と奥さんに対してはめちゃくちゃ優しいですし、
いろいろ気づけるのでめったなことがない限り喧嘩にならないというのは
良いことだとも思います。
③ 共感性が高く考察力がある

HSPの人は、非HSPの人に比べるとミラーニューロンと呼ばれる脳の物質が数倍多いそうです。
だからこそ、人よりも試行回数が多く、人の些細な言動などにも敏感に反応して
情報をつかみ取ります。
これは良いこともありますが、
だからこそ人の些細な表情の変化などにも傷つくこともあります。
共感性が高いことで相手の悩み相談を聞いたりするのも上手いですし、
今相手がどういう風に考えているかなども深く理解することもできます。
これが想像力と合わせることで物語を作ったり、
音楽や芸術関連でも素晴らしい感性を発揮することに役立ちます。
またHSPの人は、非HSPの人よりもIQが高い傾向にあるということが
証明されているようです。
だから自信を持ちましょう。
ただHSPの人は環境に左右されやすいというだけです。
共感力があって優しくて頭も良いとなると
めちゃくちゃ才能にあふれた人のように感じませんか?
HSPの悪い部分
HSPの良い部分を紹介しましたがもちろん悪い部分や
私生活をするにおいて生きづらいと感じる部分もあります。
HSPの人は、この悪い部分に注目しがちでもあるので、自覚はしつつも
あまり目立たないようにするのを気を付けるのをおすすめします。
① 疲れやすい
HSPの悪い部分というのは、あまり言いたくないですが
不便な部分は疲れやすいことです。
HSPは、とにかく人よりも情報を多く処理しています。
普通の人が100のうち10から20程度の情報に抑えているところを
HSPの人の場合は無視することができないので80から90は
情報を取り込んでしまっています。
そのため人ごみや慣れない環境に行くとすぐに疲れてしまいます。
僕の場合は病院はなるべく行かないほうがいい場所です。
病院に行くことで体調の悪い人に共感したり、
様々な情報とちょっとした緊張感などから一気に体力を持っていかれます。
そして、たいていの場合頭痛がしてもっと気分を悪くなります。
他にも大型デパートに行った帰りや楽しかったデートをしても帰ってきたら
一度ベッドで横にならないと体力がもちません。
単純に体力が少ないというのもあるかもしれませんが、
ベッドから起き上がれないレベルになるので本当に厄介です。
② マルチタスクに弱い

HSPはマルチタスクも苦手分野の一つです。
HSPの人は繊細な分、とてもパニックになりやすく、
一度に多くのものを頼まれるとキャパシティを越えてしまいます。
僕もこれはかなり顕著で、一日に6個以上の仕事があると
あれもしなくちゃといろいろと頭で考えてしまって
どうしていいかわからなくなってしまいます。
HSPの人は、一つの仕事をやるのにも様々なリスク回避を行う慎重派な人が多いです。
そのため、マルチタスクを行わなければいけなくなると、あれもしなくちゃいけない。
これもしなくちゃいけないと全てを完璧にしようとするあまり、
何が優先的にすればいいのかわからなくなってしまいます。
③ 環境の変化に弱い
HSPは環境の変化に弱い傾向にあります。
というのもHSPは刺激に弱いのでどんな些細な変化も大事にとらえて、
知らない間に精神的にも身体的にもダメージを受けてしまいます。
職場を変えたり、環境が変わると体調を崩しやすいので、
体調管理やメンタル管理は欠かせません。
僕の場合は雨の日はほぼ必ず頭が痛くなりますし、新しい人と出会ったり、
全く違う仕事をするとなるとかなり精神的にブルーになります。
もちろんそれでもやらなくてはならないので、
やるのですが知らず知らずのうちに気を張りすぎてダメージを受けています。
【まとめ】HSPならHSPなりの生活の仕方がある

今回はHSPについて紹介しました。
HSPはその人の度合いにもよりますが、何も考えずに対策を取らないでいると
生きづらいと感じることが多くあります。
特に今のご時世、社会的にもブルーになるようなニュースも多いうえに
情報過多でメンタルを削る要因はたくさんあります。
だからこそHSPは自分で自分の取扱説明書を持って、生活しなくてはなりません。
ですが、HSPだからと言って悪いことばかりではなく、
逆にHSPを活かす方法だってあります。
現在僕自身もHSPと向き合いながらいかに豊かに生活できるかを試しながら挑戦しているので、
今後もHSPについては記事にしていきたいと思います。
HSPは恥ずかしいことじゃないですし、自分を責める必要はありません。
HSPということを自覚して、どうすれば自分にとって最善かを
丁寧に考えるチャンスだと思います。
同じHSPの人、もしくはパートナーや子供がHSPだと思う方も
是非コメントをくれると嬉しいです。
では、また次回の記事で!