
どーも、RACCOGARDENのグラです。
EDHの対戦にもそこそこ慣れると
新しいデッキも作りたくなるものです。
そこで、今回2つ目のデッキとして作ったのが
海賊をテーマとした『鉄面提督ベケット』デッキ。
映画のパイレーツオブカリビアンが好きな人も
雰囲気が味わえる趣味向きのテーマデッキですが
一応しっかり動くので、初心者の方にも
おすすめしたいということで紹介します。
海賊が統率者レジェンズで何体か増えたこともあって、
今ならお安くそろえられるので、
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
【デッキレシピ】

海賊の部族カードは、正直言って
たくさんいるとは言えません。
イクサランブロックでフューチャーされてから
少しずつ増えてきていますが、
はっきり言って一体一体は、
さほど強くないカードが多いです。
ですが、レベル帯は4から5を目指して
だんだん強くしていくのを目標に作っています。
また、今回のデッキは映画の『パイレーツオブカリビアン』に登場した
ようなアイテムも裏テーマとして入れているので、
かなり趣味が出ているデッキレシピなので
好みによって変えていい部分もたくさんあります。
それでは具体的なレシピはこちらです。
【統率者】

鉄面提督ベケット
彼女の能力は、少し変わっています。
まずはロード能力。
ロード能力というのは自分の見方のパワーなどを
上げる能力を持つ者のことで、
ベケットの場合は、自分がコントロールする海賊が
みんなプラス1/1修正を受けます。
さらに、ベケットには、もう一つ特殊能力があります。
それが海賊が3体プレイヤーにダメージを与えた場合、
土地以外のパーマネントを一つ
奪えるというものです。
ちなみにこれは永続効果なので
ベケットがいなくなっても返さなくていいです。
つまり、このデッキは弱い海賊でも無理やり攻撃を通して、
相手の強いカードを借りて勝とうという超他力本願デッキ!
海賊らしく相手の物を略奪しまくりましょう。
もちろんゲームが終わればカードはしっかり返しましょう(笑)
【クリーチャー】(計39枚)
1マナ
幽体の船乗り
セイレーンの嵐鎮め
巧射艦隊の追跡者
変わり身ののけ者
衝動的なこそ泥
2マナ
帆凧の海賊
風雲艦隊の空中要員
勇敢な妨害工作員
戦凧の匪賊
旅立った甲板員
時間流の航海士
深海艦隊の船長
凶兆艦隊の毒殺者
帆凧の掠め取り
航空船を強襲する者、カーリー・ゼヴ
ずる賢いゴブリン
凶兆艦隊の向こう見ず
3マナ
宝物庫の追跡者
鋭い目の航海士、マルコム
Corsair Captain
捕らえ難い悪漢
船殻破り
遺跡の追跡者
連合の先駆け
風雲船長のラネリー
海賊線の匪賊
風雲艦隊の疾走者
変幻の襲撃者
4マナ
巧射艦隊の操舵手
無慈悲な略奪者
鉄面連合の略奪者、ブリーチェス
蠱惑的な船員
人質取り
黒薔薇のマルチェッサ
巧射艦隊の喧嘩屋
5マナ
港を滅ぼす者
強制的な勧誘者
改革派の勧誘者、ザラ
6マナ
山賊の頭、伍堂
【インスタント・ソーサリー】(計8枚)
1マナ
溺死者の行進
吸血の教示者
2マナ
航路の作成
板歩きの刑
脅威への入り口
3マナ
ヴォーナの飢え
不気味な教示者
4マナ
宇宙粒子波(コスモトロニック・ウェーブ)
【エンチャント】(計6枚)
1マナ
執着的探訪
2マナ
闇の覆い
3マナ
永久監視の敷居
4マナ
沿岸の海賊行為
5マナ
富の享楽
7マナ
キオーラ、海神を打ち倒す
【アーティファクト】(計12枚)
1マナ
太陽の指輪
もぎ取り刃
2マナ
宝物の地図
イゼットの印鑑
ラクドスの印鑑
空色のダイアモンド
起源の柱
稲妻のすね当て
4マナ
タッサの二又槍
多勢の兜
運命の扉
5マナ
勝者の戦旗
【プレインズウォーカー】(計1枚)
龍神、ニコル・ボーラス
【土地】(計33枚)
島×4
沼×4
山×2
ロークスワイン城
ヴァントレス城
風変わりな果樹園
統率の塔
祖先の道
手付かずの領土
霊気拠点
瑠璃色の岸
再誕の海門
地下遺跡、アガディーム
シヴの浅瀬
蒸気孔
硫黄の滝
訓練施設
河川滑りの小道/溶岩滑りの小道
異臭の池
湿った墓
忍び寄るタール坑
泥水の小道/清水の小道
汚染された三角州
悪意の神殿
燻る湿地
凶兆の廃墟
デッキの動かし方
ここまでデッキのレシピを紹介しました。
べらぼうに高いというカードはほとんどないので、
お財布にも優しい設計です。
では、ここからは実際の対戦に向けて
使い方を紹介したいと思います。
ゲーム序盤:海賊クリーチャーを並べよう

まず、このデッキは海賊を3体以上早めにそろえて、
デッキの核となるベケットを出すというのが最初の目標です。
なので、なるべく軽めのマナコストで飛行などの
回避能力持ちのクリーチャーを展開していきましょう。
EDHの場合は、基本的に最初のうちは
マナアーティファクトでマナを伸ばす動きが鉄板です。

だからこそ場が開いていて攻撃を通しやすい段階で
クリーチャーを並べてベケットの能力で
奪っていきたいというのが狙いです。
特に幽体の船乗りとセイレーンの嵐鎮めは、
1マナの上に飛行を持っているので
攻撃を通しやすいため序盤から活躍してくれます。
ゲーム中盤:攻撃を通す手段を作ろう

この鉄面提督ベケットのデッキでは、
攻撃したことで恩恵を受けるカードがたくさん入っています。
『強襲』というキーワード能力は、
終了ステップの開始時に攻撃していた場合、
効果が発動されます。
他にも攻撃が通ってダメージを通すとカードを引けたり、
宝物トークンを出してマナを伸ばせるので
積極的に攻撃しましょう。

しかし、敵も簡単に攻撃を通してくれるわけではありません。
そこで『闇の覆い』や『脅威への入り口』『宇宙粒子波』などで
ブロックされないようにサポートしていきます。
多くの海賊が元々飛行や威迫、ブロックされないという能力も
持っていますが、持っていない海賊もいるので、
そちらのサポートとしてかなり使えます。
さらに最後の一押しにもおすすめです。
ゲーム終盤:相手の強いものを奪って戦おう

海賊のカードの中には、相手のパーマネントを奪うという
能力を持っているものも多いです。
例えば『蠱惑的な船員』『人質取り』『強制的な勧誘者』などです。
これらとベケットの能力で、どんどん相手の強力なものを
味方に引き入れてあなたの海賊団を強くしましょう。

ちなみに『蠱惑的な船員』は、なんとなく
ジャック・スパロウに似ているので、
このデッキの隠れ主人公的なポジションでお気に入りです。
他にもパイレーツオブカリビアン要素として
『タッサの二又槍』や『溺死者の行進』『板歩きの刑』を入れています。
デッキ内の無限コンボ

EDHと言えば無限コンボは、一つは入れときたいところです。
圧倒的に不利な場面でもこのコンボさえ決めれば
勝つことができるというのがあれば希望が見えます。
さらにメインの相手のパーマネントを奪うということが
全体除去などで防がれた時の第二ルートになります。
いくつか勝ち方を知っておくことで、臨機応変に動かせると
より楽しみながらEDHをすることができるでしょう。
このデッキでは特殊勝利とコンボによる勝利ルートが搭載されています。

特殊勝利枠は、『富の享楽』です。
このカードは、自分のアップキープに宝物トークンが
10個以上あれば勝利できるというものです。
1枚で完結していますし、宝物を集めて勝利という
海賊らしいカードなので入れています。
実際宝物トークンを生み出すカードも多く、
『無慈悲な略奪者』や『もぎ取り刃』『鋭い目の航海士、マルコム』は
永続的に宝物トークンを生み出してくれるのでお勧めです。

無限コンボ枠は、『山賊の頭、伍堂』と『多勢の兜』の2枚コンボです。
正直このコンボは、海賊と関係ないです。
むしろ山賊って言ってますが、
EDHでは有名なコンボなので入れました。
多少強いカードも入れないと勝てないですしね!
簡単に解説すると伍堂が出ると多勢の兜をサーチして
手札に加えられます。
そのままキャストして装備できれば
無限に伍堂のコピーができて物量で
全員のライフを削り切るというものです。
海賊じゃないですが、同じ賊つながりということで、
山から助っ人が来ても良いだろうというネタ感覚でも入れてます。
後半で膠着した時に一気に勝ち切ることもできるのでおすすめです。
このデッキの注意点!

このデッキは、クリーチャーを3体以上並べて
ベケットがいる時に攻撃することで真価を発揮します。
なので、ベケットは死なないように『稲妻のすね当て』で守りましょう。
まぁ、あまり有名な統率者でもないので、
集中狙いされるということもあまりないですが・・・
そして、このデッキの注意点として
何より気を付けたいのが、試合終了後です。
このデッキは人のカードを奪いまくります。
なので、そのまま持って帰ってしまうリスクがついて回ります。
そうなったら本当に海賊というか泥棒なので、気を付けましょう。
誰に何を借りたのかしっかり把握してプレイしてくださいね。
また、人のカードを借りる時は、
当然ながらいつも以上に大事に扱いましょう。
好きな映画をテーマにデッキを作るのも面白い

EDHは、他のフォーマットよりも自由度も高く、
趣味を入れ込むこともできるのが良いところです。
MTGならカードの種類も多いので、
結構部族以外にも好きな作品っぽいデッキを作れたり
するんじゃないでしょうか。
個人的にはホラー映画が好きなので、
ホラーのクリーチャーを集めた
デッキが作ってみたいと思います。
そのうち、ジェイソンとかフレディーとか
コラボで出たらめっちゃ欲しいんですけどねー!