笑いの流れが変わってる?2020年以降は優しい笑いが流行る。

どーも、RACCOGARDENのグラです。
最近少しネタに困ってます。
三日坊主じゃなく三か月坊主になったかもしれません。
2020年になり、コロナも流行して
著しく時代が変わってきています。
そんな中でお笑いにも、ここ数か月で
ずいぶん変化を感じるようになりました。

それは、今後もより大きく変わっていくことでしょう。


お笑いは、特に時代の風潮や流れで
好まれる笑いが全く変わってきます。

一応私もクリエイターとして、
笑いを作る場面も多くあります。
そこで、私の思う今後の笑いと方向性について
書いていこうと思います。

これからの笑いは否定じゃなく肯定する笑い

今までの笑いは、否定からくる笑いが多くありました。
そもそもツッコミ自体が否定です。
おかしなことを言うボケに対して、それを正すボケ。
当然と言えば当然ですが、これがお笑いの基本でした。
しかし、今、否定の笑いは時代遅れになりつつあります。
後ほど詳しく紹介しますが、肯定的漫才のぺこぱや
漫才の中でもサンドウィッチマンや
安全漫才のみやぞんなどあまり毒のないお笑い芸人が
活躍するようになっています。


これは、ひと昔前では考えられなかったことでしょう。
僕は1991年生まれなので、幼いころは
がっつりテレビを見て育った世代です。
その時は第3世代と呼ばれるダウンタウン、
ウッチャンナンチャン、とんねるずの
メインの番組がたくさんありました。
思い出補正もありますが、あの当時は当時で
かなり面白かった印象があります。
また、島田伸介や明石家さんまなども、
多くの番組の司会を務めていました。

Closeup rear view of large group of people applauding at an open air concert. There are many hands brightly lit against purple lit stage. 4k video.


そのひと昔前のテレビでの笑いは、一人のボスに対して
他のメンバーが盛り上げる笑い。
さらに、内容的には少数派を笑う内容が多くありました。
おかまキャラを笑うだったり、変人を笑うだったり。
また、できないことを笑いにするという流れも
当然のようにありました。
今も無くなってはいませんが、
かなり少なくなっているのは見て取れます。
これらに言えることは、時代が変わったことで
少数派を否定するのではなく肯定していく社会に
なっているということです。


今でこそ、Xジェンダーや性同一性障害の方なども
認知され始めていますが、数年前までは色物扱いというか
変人扱いというのが主流だったように思えます。
こんなところも時代の変化と言えるでしょう。

2020年にペコパが人気な理由

肯定の笑いとして、最も代表的なものはペコパでしょう。
ペコパは、ツッコミをしているようでボケも認めることで、
さらに笑いを引き出すポジティブな漫才をしています。
僕は、ぺこぱが人気になっている理由は、
そんな全てを認めて良しとする部分にあると思っています。
個人的に生活していて、思うことですが、
被害者意識を持っている人が
今の世の中かなり多い気がしています。


環境のせいにしたり、世の中が悪いとしたり。
まぁ、実際今コロナもある中で政府も全く機能せず
あり得ないほどの無能ぶりを発揮しているので、
世の中が悪いと感じるのも仕方がないことでもあるでしょう。
そうなると、どんどん被害者意識と
自己否定や他人を攻撃する人が増えてきています。
コロナにかかっただけで差別したりする意味が
分からないですけどね。

つまり、多くの人が被害者意識を持っているということは
それだけ承認欲求も高まってきており、
刺激の強い笑いよりも優しい認められる笑いが
求められているのではないでしょうか。

第七世代と呼ばれる芸人の多くは、
否定的な笑いをかなり少なくしている印象です。
もちろん漫才でツッコミはあっても、
昔はベタに「なんでやねん」とか「ありえないだろ」
みたいなものもありました。


ですが、例えば霜降り明星でもせいやの
意味の分かりづらいボケに対して
粗品の補足に近いツッコミで笑いを取るという
スタイルです。
これもツッコミのようで否定ではありません。
この辺が今後の笑いを作っていくうえで
大きなカギを握っているのではないでしょうか。

漫画で見る現代の笑いとは

芸人でも言えることですが、漫画でも
ずいぶん内容が変わってきたように思います。
今までの場合、落ちこぼれがのし上がっていく話が
人気になる傾向が強くありました。
またギャグマンガの場合でも変な主人公を出して、
その奇天烈な行動で笑いを取るというパターンが
一つの王道でもあります。
しかし、それがここ数年でかなり変わってきています。


その中でも特に象徴的なのがワンパンマンです。
ワンパンマンは、その名前の通りワンパン、
つまり一撃で敵を倒すヒーローです。
王道から言えば、苦労の末、
敵を倒してこそ面白いところを
あえてワンパンで倒してしまうので、
面白みがないというのが
ギャグとして成立しています。
他にも完璧にこなしてしまうという笑いが
できつつあると思っています。


こちらは漫画ではないですが、
少し前のレディオフィッシュの
『パーフェクトヒューマン』も
その笑いのジャンルに近いでしょう。
完璧すぎる人だからすごすぎて笑える。
これも肯定の笑いです。
今後はバカな奴を笑うのではなく、
すごい人をすごすぎて笑ってしまう
というスタイルのギャグマンガが増えていくと思っています。

否定の笑いは時代遅れ!これからは認める笑いでみんながハッピー

今回は、今までの笑いとこれからの
笑いについて語ってみました。
あくまで個人的に考えている意見なので、
間違っている部分もあるかもしれません。
ですが、もうこれからは否定の笑いは、
終わっていくと思っています。

特に弱者をバカにするような差別的な笑いは、
笑われないどころか一気に
引かれるだけに終わるでしょう。


これからは、いろんなものがシェアされて
個人個人の意見が尊重されていくように
なっていくと思います。

その中ですべての意見が良しとされる分、
笑いも多様性がうまれるのではないでしょうか。
そう考えると、今までのようなダウンタウンや、
ウッチャンナンチャンなどの一組の芸人を持ちあげて
残りのメンバーが持ちあげるような構図は
無くなっていくのかもしれません。


そもそもテレビ自体ももう時代的に終わりつつあるので、
YouTubeなどで各々がチャンネルを持ち、
見たい人だけが見るというスタイルに
なっていくのかもしれません。

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