どーもRACCOGARDENのグラです。
ブログを書くあたって、シナリオとは違って
自分の思いを文字に落とし込む難しさを痛感してます。
もっと上手く書けるといいんですけど、
今はこんなユルイ感じでお送りしてきますね。
そんなこんなで、今日はキャラクター作りにおける
性格の重要度について紹介していきます。
まさにキャラクターを作るときの根幹になる部分。
めちゃくちゃ重要なんで、
丁寧に説明していきたいと思います。
性格が同じキャラクターなんて存在しない

クール系なキャラクターと聞いて、
あなたはどのキャラクターを思い浮かべますか?
うちはサスケ?ベジータ?幽遊白書の飛影なんかも
クールキャラと言えばクールキャラです。
しかし、クールキャラと言っても、無限にいて
どれもキャラクターとしては全く違います。
つまり、この世に同じようにキャラクターなんて
いないということです。
キャラクターを最初に決めるとき、
クールキャラにしようとか天然キャラにしようとか
決めると思います。
ですが、それで終わりではありません。
あなたの友達や知り合いで同じ性格の人はいますか?
似てても全く一緒な人は、いないでしょう。
つまり、性格を決める時に先に大枠の
方向性を決めることは大事です。
ですが、そこからどこまで深掘りして、
どういう考え方をするのかを作者が知らなければ
物語は書くことができません。
最初はざっくり!後から細かく

キャラクターを作る時にざっくりと
方向性が決められたとします。
今回は仮に、少年漫画風の明るいやんちゃ系の
少年にしたとしましょう。
しかし、これではまだキャラクターにもなっていません。
そのキャラは何で怒るのか、何で悲しんで、何で喜ぶのか、
あらゆる事を決めていきます。
僕の場合はざっくりと性格を決めた後、血液型を決めます。
血液型によって、なんとなくの性格の方向性も決まるからです。
例えばA型なら周りにも気をつかえる陽キャラ、
O型ならとにかく誰でもフレンドリーで皆に好かれやすいなど、
微妙に言動も変わってきますよね。
性格を決めるときに血液型や好きなもの、
テーマ曲などを考えます。
そうすることで肉付けされていき、実際の友達くらいの
感覚になれたところでやっとキャラの骨組みが
完成したというイメージです。
性格には気質と後付けで別れる

性格には、元々の気質と環境によって、
変わる部分もあります。
元々はめちゃくちゃ明るかったのに、
いじめられて誰も信用できなくなったりする人もいますよね。
逆に元は暗かったのに死にかけて、
1度死んだ命だからと明るくなる人もいるでしょう。
こういう幼少期から現在にかけての
年表を作るのもおすすめです。
とくに短編漫画や短編小説でも主人公と
その他のメインキャラくらいは、
ある程度生い立ちを考えておくべきです。
生い立ちがあることで、セリフも生まれやすくなりますし、
シナリオに奥行きが生まれます。
常に順風満帆な人なんて、まずいません。
とくに創作のキャラクターは、
波瀾万丈な過去がある方が伏線にも
つなげやすいのでおすすめです。
好きになってもらうのはギャップが必要

性格は似ていても全く同じ性格というのは、
ないと先ほど紹介しました。
そのキャラクターをよく知ってもらうには
表側を見せるだけでは、まだ不十分です。
視聴者は、そのキャラの意外性を知ったときに
特別感を感じて心が動きます。
俗に言うギャップ萌えです。
あなたも経験があるのではないでしょうか?
普段可愛くてなんでもできる優等生の女の子が方向音痴だったり、
ドジな一面があるとギャップに繋がります。
普段ダメな男がピンチの時だけ
しっかりしているなんかでもいいでしょう。
とにかく意外な一面を見られるとお得な感じがしますし、
そのキャラの秘密をしれたようなり好きになりやすくなります。
このような普段とは違った部分を少し見せるようにするだけでも
表と裏側を知れ、大方知れた雰囲気になります。
最初に大きくキャラの個性的な性格を引き出し、
あえて中盤などで全く違う一面を見せましょう。
人を知らなきゃキャラクターは作れない

原作者やシナリオライターなどの創作者は、
ある意味人を創る仕事だと考えています。
この人を創る作業をするときに、
人の気持ちの動き方や
どんな人がいるのかなんかを詳しく
知っておかなくてはいけません。
その点で心理学なんかを勉強するのもいいでしょう。
ですが、僕はとにかく人に会って話すことが
一番の近道だと思います。
はっきり言えば、僕は友達が数えるほどしかいません。
その時は、それで十分と思っていましたし、
今まで見た作品や過去のなんとなくの
データからキャラを作ってやってきました。
しかし、人と仲良くなるようにするのを心掛けることで、
より面白い作品が書けるようになったと思います。
人間みんないい人ばかりじゃありません。
偉そうな人もいれば、愛想の悪いクズもいます。
でもそれも個性であり、キャラクターです。
今じゃ嫌な奴に会うほど、
ネタにできるのでニヤニヤしちゃいます。
ちょっと職業病の一種かもしれないですね。
しかし、創作をするということは、
自分で一つの世界や人間模様を作るということです。
ならば、たくさんの人に出会ってたくさん吸収するのが、
一番の近道と言えるでしょう。