シナリオライターが語る映画論!!ホラー映画だけど青春もの?『IT』をレビューしてみた

どーも、RACCOGARDENのグラです。
毎日投稿もなんやかんや1か月近く続いています。
毎日投稿は、マジで大変だったりするんですが、
毎日やってるからこそのすごさや
プライドが保たれていることもあるんで、
体を壊さない程度に続けられる範囲で
続けていきたいと思っています。


そんなことは、おいといて今回紹介するのは、
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』です。
赤い風船を持ったピエロが出てくるホラー映画と言えば、
ぴんと来る人も多いかもしれません。
僕は、好きな映画第1位にあげるとすれば、
この映画になるかもしれません。


元々はホラー映画は得意じゃないですが、
『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』きっかけで
よく見るようになりました。
今回は、そんな『IT』の魅力を紹介していきます。

『 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』ってどんな映画?

まず、今回紹介するのは、2部作による前半戦の物語。
もちろんこちらだけでも十分楽しめますし、
完結している内容なので
まずはこちらを見てほしいです。


1990年のメイン州デリーの片田舎に住む少年ビルは、
体調を崩していました。
そんな時に弟は雨の中遊びたいと言い出します。
そして、仕方なく作ったのが紙で作った小舟。
弟は、その小舟をもって喜んで外に出ていきました。
そして、忽然と姿を消してしまったのです。


ビルは、弟を探し出すために
町に関する情報を調べ始めます。
すると、ビルの住む町では、
頻繁に失踪事件が起きていることに気づきます。


そして、その首謀者は謎のピエロのような男であり、
ボロい廃墟が怪しいというところまで突き止めます。
『ルーザーズ』という、はみ出し者の仲間とともに
弟を探し出すために協力しながら、
ITと呼ばれる化け物の退治に向かうという内容
です。

『IT』のネタバレなしの感想

ITのあらすじについてざっくりと紹介しました。
しかし、まだ見たことのない人にとっては、
ネタバレされたくない人もいるでしょう。


後半はネタバレも含む紹介をしますが、
前半では、ネタバレをせずに
紹介していきたいと思います。
なので、ネタバレしてほしくない人は
前半まで見て、お戻りくださいね。

ジュブナイル物に近い作りだから怖くない

『 IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のジャンルは、
一応ホラー映画です。
しかし、ホラー映画が苦手だったり、
ホラー映画を見たことない初心者にこそ
見てもらいたい作品でもあります。


というのも、ITは、ジュブナイル物の要素も
強く含んでいるからです。
ジュブナイル物というのは、わかりやすく言えば
ティーンエイジャーにスポットをよせた作品です。
子供たちが主人公であり、子供たちの成長を描いているので、
『スタンドバイミー』や『グーニーズ』なんかが
好きな人は、もれなく好きになるでしょう。


小学校時代に友達と自転車を走らせて
一緒にどこかへ冒険に行ったことなどないでしょうか?
ああいう懐かしいと思えるようなシーンが多く、
子供たちの社会や小学生時代特有の
少しだけ女の子を意識し始めるキュンキュンするような
描写もあるのがITの良いところ。


ホラー要素は、そこまで強くないので、
見やすいホラー映画の部類でしょう。
ただピエロ恐怖症という症例もあるくらいですから、
ピエロが苦手な人はおすすめしません。

子供たちの活躍が見れるファンタジー要素の強いホラー

ITは、ジュブナイル物だと説明しました。
ホラー映画の場合、Jホラーなんかだと
髪の長い女が近づいてきて呪ったり、
布団からばぁーって出てきちゃったり、
えげつないくらい怖いイメージがある人もいるでしょう。


ただ、ITの場合は幽霊というよりは、モンスターに近いです。
また、ITに登場する敵、ペニーワイズという
ピエロは結構見た目ポップです。
ある意味では笑えるシーンも多いので、
カップルで見たりするのもおすすめです。


また、子供たちが怖がりながらも
ペニーワイズを倒すという展開は、
少年漫画に近い要素も含んでいます。
皆で怖がりながらも一致団結して、
お化け屋敷感覚でペニーワイズの潜む廃墟に進んでいく。


この辺のシーンがワクワクにつながるので、
エンターテイメント性が高いのも面白い部分です。
おどろおどろしい場面もそこまでなく、
ポップにビックリ箱を見るような感じで映画を見れるでしょう。

シナリオライターとして見た『IT』

ここまでは、ネタバレなしでITについて
紹介してきました。
ここからは、シナリオライターとしての目線も含みつつ、
ITについてネタバレも入れて紹介していきます。

敵としてのペニー・ワイズの魅力が強い

物語において敵キャラクターというのは、
めちゃくちゃ重要です。
ある意味では、主人公よりも重要かもしれません。
漫画なんかでも人気作品の敵は、
確実に魅力的なキャラがあるからこそ
人気になっています。


フリーザとか戸愚呂兄弟とかは、
魅力あるキャラの代表でしょう。
その点でもペニーワイズは、魅力があふれまくってます。
見た目からのインパクトも強く、
オレンジのボサボサ髪と白塗りで
メイクをした不気味な顔。


さらに派手な衣装と怪しさが詰まっています。
また、怖いながらも少しかわいげがあり、
ダンスを踊ったりユーモアセンスも持っています。
ホラー作品で、こんなはっちゃけたキャラクターは、
まぁいません。
貞子とかテレビからゆっくり出てくるしか
しないですからね(笑)


それに比べたらペニーワイズのサービス精神は凄まじいです。
ペニーワイズは、子供が怖がれば怖がるほど強くなります。
逆に何も怖がらなくなれば、力を失います。
その辺のバランスも良く、怖がっちゃいけないけど、
でも怖いという子供の葛藤や成長も描けるので良くできた
キャラクターだなと思っています。

子供たちの成長や葛藤が丁寧に描かれている

ITでは、『ルーザーズ』つまり負け犬の仲間が
大な敵に立ち向かう物語です。
子供たちは、狭い社会の中でいじめっ子にいじめられたり、
デブだとバカにされたり、かわいいから他の女子に
やっかみを受けていたりと何かと問題を抱えています。
そんな子供たちが協力して強くなっていく姿が
丁寧に描かれているのも見どころの一つです。


子供の頃って本当に些細なことで仲間外れにしたり、
いじめの標的になったりすることがありました。
僕も何度かその経験はあります。
また、家庭の問題など子供ではどうしようもない
問題もあったりしますよね。
そこら辺の子供時代の理不尽に耐えながら、
必死に戦う姿も共感できるシーンです。


ITで個人的に特に注目してほしいのが、
主人公ビルとルーザーズ唯一の女の子、
ベバリーの淡い初恋シーンです。
ここら辺が小学校とか中学校のお互いに好きだけど、
思いを伝えられないもどかしさなんかが上手く描かれていて、
ホラー映画じゃない部分も大いに楽しめます。


そして、この辺のキャラクターたちの恋愛模様なんかも
続編で大人になった時にどう変わるかなんかにも
つながるので注目です。

ホラーなのに恋愛や友情が含まれた熱い作品

今回は、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の
紹介をしました。
ITは、怖いシーンもいくつかありますが、
それでも見て損はない作品です。


僕がたまたま幼少期の自分と主人公の雰囲気や
性格が似ているような感じで、
大人になって小説家になっているなど共通点も多いので
特別好きというのもあるかもしれません。


ですが、ペニーワイズの何をしでかすかわからない不気味さや
子供たちの団結など子供が活躍する作品が好きな人は一見です。
2部作になってはいますが、今回紹介した一部では子供時代。


2部で大人時代を描いていて、
どちらもまた違った楽しみ方があるので、
ぜひ1部を見た翌週くらいに2部を見るのが最もおすすめです。

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