シナリオライターが語る映画論!!圧倒的映像美『アバター』

どーも、RACCOGARDENのグラです。
最近ブログを書くようになってから、
今まで以上に映画を見るようになりました。


今日紹介する映画は、『アバター
公開当時は大ヒットして、いろんな賞も取ったので、
知ってる人もいるんじゃないでしょうか?
青い顔の人の話です。


僕は、当時高校生で、友達と映画館で見た記憶があります。
それでは、映画『アバター』について語っていきましょう。

『アバター』ってどんな映画?

アバターは、2009年に公開された
ジェームズ・キャメロン監督の作品です。
SF作品で、地球意外の星にも住めるように
大企業がある星に訪れます。


そんな時に優秀だった兄が死に、
代わりに派遣されたのが、主人公のジェイクです。
彼は元軍人ですが、怪我で足を怪我して
車椅子で生活しています。


そんな中でジェイクは、パンドラと呼ばれる
この星に住む原住民に似た姿、

アバターとリンクして仲良くなる方法か、
征服するための弱点を知るために潜入することになります。


アバターになっているときは、自由に動き回れ、
新しい新世界にドキドキが止まらないジェイク。
果たして、ジェイクは原住民を守るのか。
それとも原住民を裏切り、人間が住めるように
征服するのを手伝うのかどうかというあらすじです。

『アバター』のネタバレなしの感想

アバターのあらすじについてざっくりと紹介しました。
しかし、まだ見たことのない人にとっては、
ネタバレされたくない人もいるでしょう。


後半はネタバレも含む紹介をしますが、前半では、
ネタバレをせずに紹介していきたいと思います。
なので、ネタバレしてほしくない人は前半まで見て、
お戻りくださいね。

圧倒的な映像美!!大画面で見たい作品

アバターは、2009年に公開された映画です。
今からすでに10年ほど前の作品になりますが、
その当時の技術を全て駆使した、
とても綺麗な映像が魅力的です。


壮大な自然や幻想的なシーンなど、それを見るだけでも、
1度アバターを見る価値は、あると思います。
アバターでは、ところどころに
『こんな綺麗な風景もCGで作れまっせ』
というような思わくが見え隠れしています。


実際、たしかに映像は相当綺麗であり、
大画面であればあるほど、
より映画に入り込んで行けるでしょう

簡単に言えば立ち退き屋の潜入捜査の話

アバターは、綺麗な映像を見せるために
作られた映画です。
そのため、シナリオとしては至ってシンプルです。
だからといって、シナリオがつまらないという
わけではありません。
ただ捻りはなく、単純明快。


人間側が悪であり、新たな土地を求めて
武力で制圧しようとするのを主人公はアバターになりながら、
どちらの意見理解して、葛藤するという内容です。
なので、はっきり言ってアバターは、ネタバレも何もないです。
しかし、シンプルな内容だからこそ、画面に集中できるわけで、
アバターの良さ
になっています。


キャラクターとかも、あるにはありますが
目立って特別な事はありません。
綺麗な映像、オシャレな風景やゲームのような世界を
味わいたい人におすすめの映画です。

シナリオライターとして見た『アバター』

ここまでは、ネタバレなしでアバターについて
紹介してきました。
ここからは、シナリオライターとしての目線も含みつつ、
アバターについてネタバレも入れて紹介していきます。

景色と色合いを見て欲しい世界観に没入する映画

映画にはいくつか種類があります。
とにかくキャラクターが面白くて、
そのキャラクターの行動を見たくなる映画。
伏線や考察など設定などが独特であったり、
複雑にすることで注意深く観察する映画。


最後に世界観や雰囲気の全体を見て、
癒されたり感動をもらう映画です。
もっと細かく分ける事も可能ですが、
今回は3つにしておきます。


そして、アバターの場合は、完全に3つ目の
世界観と雰囲気を楽しむ映画です。
幻想的な自然や極彩色の派手な生き物など、
画面として映えるシーンが多く、常に「おぉー」だったり
『わー』という驚きや感動を味わいやすい作りになっています。


何も考えずに没頭できる作品でもあるので、
ハマる人はハマりますし、興味が持てない人は
最後まで何これって感じになると思います。

ナレーションが多めで長いのがネック

映画でも漫画でも説明描写やナレーションが多い作品は、
嫌われやすい傾向にあります。
それは何故かというと、物語に入り込みにくいから。


視聴者は、映画を見るときは基本的に
主人公に感情移入するように見ています。
しかし、アバターの場合はナレーションが多いため、
ずっと第三者の目線で見ている感覚が強いです。

実際制作者側もそれは意図して作っているようにも感じます。


アクションシーンや戦闘シーンもありますが、
それもあくまでおまけというイメージです。
作中でも主人公のジェイクが、科学者として
カメラに向かって心情を話すシーンも多いことからも、
視聴者は常に俯瞰的な立ち位置で見るような作品です。
ドキュメンタリーなんかを見る感覚にも近いかもしれません。

映画の進化を感じる分岐点的な作品

僕はこの記事を書くにあたって、
もう一度アバターを見返しました。
初めて見たのは、高校時代に友達とだったと思うので、
だいたい10年ぶりくらいです。
そんな中でも、アバターの映像には、
かなりの先進感を感じました。


とくにアバターの世界での様々な生物、植物などが
とくに鮮明で映像の綺麗さに驚きました。
映画の映像というのは、年々進化しています。
しかし、分岐点を探すとしたら、このアバター以前と
アバター後によって、映像の綺麗さが大きく変わっているでしょう。


そういう意味でもアバターは、映画史に残る作品と言えます。
さすが、アベンジャーズが出るまで興行収入1位だっただけあります。
アバターは、大衆向けであり、
年齢も性別も関係なく楽しめる作品です。
そのうえで、とくに映画が好きで、
いろんな作品を見ておきたい人にとっては、
ぜひ1度は見ておくべき作品と言えるでしょう。


アバターを否定的に見る人の多くは、
シナリオ面での問題を挙げています。
たしかに、物語としては既定路線で、
想像の範疇を超えません。
ですが、映像というその当時の技術を見せるのには、
シナリオをも邪魔と考えたのだと見ていて思いました。
ぜひ、大画面で世界観に浸りながらゆっくりと見てください。

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