
2020年になって一番のニュースと言えば
コロナウイルスが流行したことでしょう。
いまだかつてない誰も経験したことのない状況になり、
生活が一変した人もいると思います。
一応自粛は、解除されるようになりましたが、
感染はまだ続いています。
そのため、今後も家で過ごすことも増えるでしょう。
そんな今の世の中だからこそ、
大勢でやってほしいのが今回紹介するボードゲーム
『パンデミック』です。
今回は、そんなコロナで大変な世界のご時世を表したような
ボードゲームについて紹介していきます。
パンデミックとは

パンデミックとは、協力型のボードゲームです。
4人まで参加できるボードゲームであり、
世界中に蔓延したウイルスをプレイヤーが協力しながら
ワクチンを作ってウイルスを抑えていきます。
ボードゲームというと、すごろくくらいしか
馴染みがない人も多いかもしれません。
しかし、昨今ではボードゲームカフェなども
各地でできているくらい注目されている遊びです。
パンデミックは、そんなボードゲームの中でも
特に人気で有名なシリーズであり、
いくつかの種類も発売されています。
ゲーム上のシステムと仲間で協力して戦っていくので、
争いもなく楽しめるので非常にお勧めです。
パンデミックのルール

それでは、具体的なルールについて紹介していきましょう。
ここでは詳しく書きすぎると長くなってしまうので、
ポイントを抑えて紹介していきたいと思います。
ルールその1 【ボード上に置かれたウイルスのコマを減らそう】

パンデミックは、スタートする段階で
世界各地にウイルスがすでに
蔓延し始めている状態で始まります。
世界地図を模したボードでゲームを行うのですが、
東京やモスクワ、シカゴなど世界各地の地名が
書かれたカードを引き、それに合わせて
一定のウイルスのコマが置かれます。
プレイヤーはそれぞれ協力しながら、
このウイルスのコマが増えないように
減らすのが必須の行動です。
ウイルスのコマは、プレイヤーの番が
一度終わるたびに増えます。
手番が終わった感染処理というステップがあり、
現在の感染度合いによって
めくるカードの枚数が違ってきます。
最初は、感染度合いは2なので、
確実に毎回新たな土地に感染のコマが
増えていくことになります。
これの繰り返しで数を減らすのが一番の肝です。
ルールその2【同じ色のカードを4枚集めてワクチンを作ろう】

パンデミックは、4つのワクチンを
作ることが勝利条件です。
世界地図にはそれぞれ赤、青、黄色、黒の
4色に分けられています。
また、プレイヤーは最初に
2から4枚の地名と色が分けられたカードを
手札として配られます。
(手札枚数は、プレイヤーの参加人数で変わります。)
この手札で4枚の同じカードをそろえて、
捨て札にすることで、その4枚集めた同じ色の
ワクチンを作ることができます。
もちろん一人で集めるだけでなく、
同じ土地にいるプレイヤーとは交換することもできるので、
うまく情報を集めて交換しながら
ワクチンをいち早く作りましょう。
ルール3 【プレイヤーは4回の行動のみ】

プレイヤーは、自分の番になったら
以下の行動から自分で選んで
4回行動することができます。
1 マスを移動する
2 ウイルスを一個取り除く
3 治療薬を作る
4 同じマスの人と手札を渡すかもらう
5 調査基地を作る
一番のメインは、
移動とウイルスを取り除くことです。
ウイルスは、1つのマスに3つしか乗りません。
4つめになった時点でアウトブレイクと言って
隣の都市にウイルスが飛び火します。
そうなるとドンドンと感染は広がるので、
いち早く抑えなくてはなりません。
調査基地はワープスポットです。
調査基地から他の調査基地にワープすることができるので、
なるべく早めに多く作っておくと
後々スムーズに移動できるようになります。
移動は、1マスの移動に1行動が消費されるので、
思った以上に動くことができません。
なので、仲間で話し合いながら何をするか考えて
適切なアクションをすることが
パンデミックを攻略する肝です。
パンデミックの面白いところって何?

ここまでは、ざっくりとではありますが、
パンデミックのルールについて紹介してきました。
いろいろ教えてはきましたが、
要は移動してウイルスを取り除きながら
同じ色のカードを手札に4枚そろえる。
揃えたらワクチンを作って、それを4色全部行う。
これの繰り返しです。
では、このパンデミックは、
何が面白いのでしょうか。
何度もプレイしたことのある僕が、
面白いポイントを紹介します。
1. 急にピンチになることもあるゲーム性

パンデミックの良さは、
何といってもゲームバランスです。
先ほども紹介しましたが、
協力型のボードゲームでゲームシステムと
戦うことになります。
そして、どこにウイルスが増えていくのかは
カードの引き次第なので、
運によるところもあります。
この運の要素も入っているのが
面白さのポイントです。
カードの引きによって、予期せぬピンチや
いきなり大丈夫だと思っていた場所にウイルスが重なり、
あっという間にパンデミックを引き起こすこともあります。
プレイヤーは4回行動しかできないので、
余裕はありません。
パンデミックの中には、
エピデミックカードというのがあるのですが、
これを引いてしまうと、もう大変。
感染度合いも増えますし、今までのカードを山札に戻すので、
すでにウイルスのコマがたくさんある場所に
ウイルスが再び増えるようになります。
これが実際のウイルスの感染拡大に似ており、
なかなかウイルスが減らない仕様となっています。
2. 協力プレイなので一致団結感と達成感が凄い

ボードゲームにおいて
協力プレイというのは、斬新です。
今でこそパンデミックが人気になっているので、
協力型のボードゲームは増えてきています。
しかし、それでもやはりボードゲームと言えば
プレイヤー同士の対戦が多いです。
そうなると初心者と熟練者では、
埋まらない差というものも出てきます。
その場合初心者は手加減してもらうか、
ボコボコにされるかで楽しめない可能性も出てきます。
その点パンデミックは、協力できるので
アドバイスをしながら学んでいけるので
初心者も熟練者も楽しめます。
さらにプレイヤーで一致団結して
世界を救っている感が半端ではなく、盛り上がります。
プレイヤーは、それぞれ別の特殊能力を持った
キャラクターになっているので、
それぞれの特性を活かすことができます。
まさにパニック物の映画の主人公や
選抜メンバーに選ばれたような感覚で
ゲームを勧められるので、没頭できるでしょう。
3. 難易度設定が出来るので、いつまでも飽きない

ボードゲームの中に一度クリアしてしまうと、
もうやり方が分かって楽しめないものもあります。
ですが、パンデミックではそんなことはありません。
パンデミックは、先ほど紹介したように
運の要素が入るので毎回違った展開になります。
さらに参加人数によって手札枚数も変わりますし、
難易度設定もできます。
この難易度設定も簡単で、エピデミックカードという
感染度合いをアップさせる非常に危険なカードを
何枚山札に入れるかで変わります。
最強難易度の場合、少しの油断であっという間に
敗北することもあるので、
常にヒリヒリ感を味わうことができます。

この絶妙なゲームバランスがあるので、
何度遊んでも飽きずに楽しめるのが
パンデミックのすごいところです。
コロナがあったからこそ、より身近に感じる恐怖と闘える

コロナによって世界が大きく変わってきています。
今後も今までとは変わった常識が出来上がり、
コロナウイルスとともに生きていくようになるでしょう。
恐れることも大切です。
しかし、必要以上に怖がるのではなく、
適切な対策をしながら冷静に恐れる必要があると思います。
パンデミックは、ボードゲームでありながら
そんなコロナ時代を生き延びる術を
楽しく学んでいけるものだと思います。
ステイホームでの暇つぶしにはもってこいなので、
カップルでも友達同士の宅飲みなんかの
一つの娯楽としても持っていて損はないでしょう。