シナリオライターが語る映画論!!映画の声はやっぱり声優がやるべき?『TIME』

どーも、RACCOGARDENのグラです。
今回も映画レビューやっていこうと思います。
映画レビューということで、
今まで自分の好きな作品を紹介してきました。


しかし、今回は好きな作品ではありません。
はっきり言って警告に近い記事です。

映画紹介ということで、良くないところは
はっきり良くないと言います。
逆に面白いところは、しっかり褒めるスタンスで
書いていきます。

『TIME』ってどんな映画

『TIME』は、2011年に公開された
アンドリュー・ニコル監督兼脚本の映画です。
TIMEの世界では、全員が25歳の年齢の姿で
成長が止まっています。


子供はいますが、遺伝子操作によって
国民全員25歳になると腕に一年間の寿命が表示され、
それを通貨として生活するようになります。


ジュースは5分。
バスの運賃は1時間など、物の価値もけっこう様々で
自分の寿命を削って物を買います。


逆に仕事も働いたらその分時間で渡されます。
こうなると出てくるのが、貧富の差。

貧困層は残り数時間の中でヒーヒー言いながら暮らしている中で、
富裕層は不老不死になって人生を謳歌しています。
そこで主人公のウィルは、ひょんなことから
117年もの時間を譲り受けます。


この膨大な時間をどう使っていくのか、
金持ちになりあがっていくのかどうかという作品です。

『TIME』のネタバレなしの感想

これから見ようと思っている人の中には、
ネタバレは全くしたくないという人もいるでしょう。
そんな方は、ネタバレなしの感想まで見てみてください。
後ほどネタバレも含んだポイントも紹介していきます。

設定だけで面白い映画

TIMEは、予告編だけみたら
めちゃくちゃ面白そうな作品です。
実際、当時大学生の僕も彼女と映画館に見に行きました。
しかし、最後まで見るとつまらなくはないけれど、
まぁ・・・うん、
という感じの印象でした。


そこで、数年たってシナリオライターになって
DVDを借りて見直しました。
そうすると、語りたいことがたくさんあったので、
今この記事を書いています。


TIMEの時間が通貨となり、
時間を切り売りして生活するという設定は、
斬新で面白いです。


ありそうでなかった設定であり、不老不死問題や、
時間がお金の代わりになったらどうなるんだろうという
興味をそそられます。

映画にしろ、漫画にしろ設定は、かなり重要です。
設定が面白ければ興味を持たれやすく、
導入をスムーズに進めることができます。


しかし、TIMEはその設定だけの作品と言っても良いでしょう。
そこからがやや問題点あり。
感想は、人それぞれですが、僕はもっとやり方が
あったように思えます。

英語にして日本語字幕で見るのがおすすめ

あなたは、映画を見るときに日本語吹き替えで見ますか?
それとも日本語字幕で見ますか?
これって人によってかなり好みが別れると思います。
僕は、基本的には、日本語吹き替えで見ちゃいます。


ただ、このTIMEに限っては、
絶対に声は、英語にして日本語字幕なりで見ることをお勧めします。
というのも、TIMEのヒロインであるシルビアの声を
篠田麻里子が担当しています。


別にアンチというわけではないですが、
この吹き替えがかなりひどい。
棒読みで気が散るので、話が入ってこないため、
ストレスに感じます。

公開当時は、AKBの全盛期時代。
人気のアイドルを使えば、ファンが見に来るという作戦なのでしょう。
しかし、それで作品の質を落としたら、何の意味もありません。
ネットでは、当時からかなり叩かれていますが、
ある意味では一見の価値ありです。


もちろん、アイドルや女優さんでも声優をやって
成功する場合もあります。
しかし、たいていは失敗に終わることがほとんどです。
そりゃそうでしょう。
だって、本職じゃないんだから。


一時の注目を集めたり、宣伝として使うために
芸人やアイドルをすぐに吹き替えとして重要人物に使うのは、
僕は大反対です。
せめて脇役のちょっとしたシーンに使うくらいにするのが、
本当の声優さんに対しても失礼じゃないと思っています。

シナリオライターとしてみた『TIME』

ここまで、TIMEのネタバレなしの感想を紹介してきました。
では、次はシナリオライター目線からの
『TIME』を紹介していきます。
今回のTIMEは、はっきり言って面白くはないです。


全くもってつまらないとは言いませんが、
1回見たらもういいレベル。
ですが、シナリオライターとしてただ酷評するのも
いけないと思っています。


なので、具体的にどうしたらもっと面白くなるのかも
語っていきたいと思います。

設定は抜群!!ただしシナリオは、問題あり?

TIMEの設定だけは、面白くなる要素でしょう。
というか、設定だけで多くの人を最初に引き付けています。
時間が通貨になったらどういう生活をするのか、
貧困層と富裕層の違いなどそこを描くだけでも面白くなりそうです。
なので、序盤は楽しく見ることができます。


ただ、ピークは序盤も序盤で主人公が、
117年の時をもらうところまででした。
そこからは、ギリギリで時間切れになって母が死に、
主人公は富裕層の住む地区に移動します。


そこから富裕層たちへの復讐をしに行くかと思えば、
カジノをしたりスイートルームでくつろいだり・・・
いやいや、あんた昨日母親死んだのよ!?と少し違和感のある内容です。
途中からは時間をかけたギャンブルで、
富裕層とのコネと大量の時間を手に入れて復讐に戻っていきます。
しかし、それでもあまりに短絡的で衝動的な展開が多すぎる。
そこらへんをもう少し賢く丁寧に描くと面白くなったでしょう。

TIMEは、スケールを小さくすれば面白くなった?

TIMEでは、最終的に富裕層の持てあました時間を奪って、
貧困層に分け与えようと主人公が逃走しながら奮闘します。
この時に富裕層の娘を人質にして、
次第にその娘と言い感じになるラブストーリーもあるのですが、
ここら辺が無駄でした。


たしかに恋愛要素を絡めることでサブストーリ的な展開が生まれるので、
面白くなることはあります。
ただし、今回は別!!
恋愛など絡めず、娘はただの人質として
使うくらいの方が良かったでしょう。


TIMEは、ツッコミどころが多い作品です。
富裕層は時間に余裕がないから今まで走ったことがないのに、
ヒロインのシルビアがヒールで余裕で走りまくります。
ウィルを捕まえようとする時間警察の男も捕まえられそうな
ギリギリのところで寿命がなくなって死亡などなど。
他にも挙げたらきりがありませんが、
物語ありきで設定を後付けしている感じがすごいです。

ラストの方で銀行から数億年の時間を手に入れるのに、
自分たちには1秒も追加せず、数分後には
寿命が残り10秒と気づいて慌てたり。
いや、もっとうまくやれただろと思う部分しかありません。


個人的には、主人公が117年もの時間を手にしてから
それをどう使って破滅していくかを描いたほうが良かったと思います。
もしくは、いかに富裕層から時間を奪って、不老不死になっていくか。
監督は、貧困層と富裕層の格差などを描きたかったのだと思います。


しかし、そうすることで話がまとまらず、中途半端な作品になっています。
海外ドラマなんかで時間をかけて描くのには、
ちょうど良かったのかもしれません。

圧倒的説明不足!!雰囲気で見たほうがいい

TIMEでは、意味の分からない描写が多くあります。
その中でも特に意味不明だったのが、
時間を奪い合うやり取りです。


TIMEの世界では、人と手をつなぐことで時間の受け渡しができます。
しかし、これによって奪うことも可能でした。
作中では、勝負と言って追ってくる敵と腕相撲的な感覚で
お互いの時間を奪う対決をします。
しかし、この時のやり方が意味不明。


どうやったら時間を奪えるのかや、何の力が必要なのか説明がないので
意味がわかりません。

画面では男たちが手をつなぎながらにらみ合っているだけです。

主人公ウィルの父親は、すでに死んでいるのですが、
この勝負をしていた人だという話題が出てきます。
しかし、ここでも結局父親はどういう人物なのかも全く描かず、
視聴者は置いてけぼり。


実は父親はすごい人だったなど、
伏線もいくらでも使えそうなところを完全にスルーしています。
この辺がもったいなさすぎて、
真面目に見ているとバカを見るような作品です。

とにかく日本語吹き替えでは見ないほうが良い作品

とにかく日本語吹き替えでは見ないほうが良い作品
今回は、TIMEの映画紹介をしました。
この映画を見るときに一番注意してほしいのが、
吹き替えです。


篠田麻里子さんのファン以外は、
基本英語版で見たほうがいいでしょう。
後は、なるべくながら見にすること。


雰囲気イケメンのような感じで、
雰囲気で面白いようにしている作品なので、
家で何もやる事がない時にながら見をするのに向いています。

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