シナリオライター目線で語る映画論!!ディズニー映画の名作『トイ・ストーリー3』

どうもRACCOGARDENのグラです。
今回は、僕の好きな映画の中でも
ベスト3にも入る映画『トイ・ストーリー3』の
レビューをしていきたいと思います。


男でディズニー映画かよって思った人、ちょっと待って下さい!!
ディズニー映画の中でも『トイ・ストーリー』シリーズは、
外れなしの名作です。
見たことない人は、ぜひ一度見てほしいです。


もちろん1、2があっての3ですが、
個人的に3が一番好きなので、今回は3を紹介します。

『トイ・ストーリー3』とは

『トイ・ストーリー3』は、2010年に公開された
リー・アンクリッチ監督による3Dアニメーション映画です。


アンディーという男の子のおもちゃの生活を描いた作品で、
人間の前では普通のおもちゃながらも
実は、見えないところでは自由に動くことができるという
おもちゃのルールがある世界です。


そんな中で、3ではアンディが大学に進学するにあたって、
多くのおもちゃは保育園に送られます。
そこからおもちゃとしての幸せとは何か、
持ち主とおもちゃとの友情や絆が描かれていきます。


主人公のウッディーと親友のバズ・ライトロイヤーなど
おもちゃのキャラクターの生き生きとした動きや行動が魅力です。

『トイ・ストーリー3』のネタバレ無しの感想

トイ・ストーリーを知らないという人は、
なかなか少ないでしょう。
ディズニー作品でもトップクラスの人気で、
多くのスピンオフ作品も出ています。


それに20代から30代前半くらいの方であれば、
特に初めて『トイ・ストーリー』が公開されたときは
幼稚園生か小学生くらいです。
そうなれば、ドンピシャ世代ではないしょうか?


ここからは、トイ・ストーリー3のネタバレを含まず
個人的な感想を紹介していきます。
もし、まだ見ていなくてネタバレしたくない方は、
ここまでにしておくことをおすすめします。

おもちゃの生涯を描いた感動の名作

トイ・ストーリー3は、あらすじでも触れたように
おもちゃの最後を描いた作品です。
子供の頃遊ばれていたおもちゃたちが、
持ち主が大人になっていくことで
遊ばれなくなっていきます。


永遠に持ち主のおもちゃとして、屋根裏に閉じ込められておくべきか、
保育園で多くの子供に遊ばれるのが幸せかなど、
意外と現実的な悩みで葛藤することになります。
たしかにおもちゃは、大人になると途端にただのごみとなり、
捨ててしまう人もいます。


しかし、おもちゃからすれば、
用済みになって捨てられるのは、
仕方がないことでも辛いことです。
この辺のおもちゃとは何なのかという
本質についても考えさせられる作品です。

トイ・ストーリー3は、大人向け子供映画

トイ・ストーリー1,2までは、
さほどスパンを開けずに公開されました。
しかし、トイ・ストーリー3は、だいぶ年月が経ち、
実際当時の小学生が大人になったくらいで公開されました。


僕はこのトイ・ストーリー3を見たのは、大学生の時でした。
おもちゃの持ち主であるアンディーと近い世代であり、
共感するところも多くありました。
ディズニーというと子供むけだったり、
女性に人気というイメージも強い人もいるでしょう。


ですが、トイ・ストーリーシリーズは、
特に男性に見てもらいたい作品です。
子供の時のおもちゃで遊んでいた楽しかった毎日を思い出せます。
そして、大人になっておもちゃという存在が
身近には無くなったからこそ考えさせられる作品でもあります。


おもちゃとの別れが自分の子供時代の別れでもあるように、
いつかは別れが来るもの。
しかし、そのおもちゃたちと自分はどうやって別れたのか、
振り返りたくなる作品です。

『トイ・ストーリー3』のおすすめポイント

ここまでネタバレなしでのトイ・ストーリー3の
感想を紹介してきました。
では、ここからはネタバレも含めて
おすすめのポイントを紹介していきます。


最初に言っておきますが、トイ・ストーリー3を見て
全くつまらなかったという人は、そうそういないはずです。
もちろん1から見てなんぼの作品ですが、
3だけでも十分面白いです。


個人的には、大学生時代と子供を持ってから見ると、
また違った感想や見方もできる作品だと思ってます。

持ち主とおもちゃの友情を描いた優しい物語

トイ・ストーリー3は、優しく泣けるシナリオです。
アンディーが大人になっていき、
手にも取られない寂しさを抱えたおもちゃたちが、
なんとか手に取ってもらおうとするシーンは、
切なくも楽しいです。


そして、ウッディーだけは、
今回大学の寮に連れていくということになっています。
しかし、手違いで他のおもちゃと一緒に
保育園に寄付されてしまいます。
他のおもちゃの仲間は、おもちゃとして子供に遊んでもらえ、
おもちゃの役割を全うできることに大喜び。
しかし、ウッディーだけはアンディーを想うと、
罪悪感を感じます。


この辺の持ち主とおもちゃの信頼関係や、
いかにアンディーもウッディーを大事にしていて、
ウッディーもアンディーを想っているのかという
絆がしっかりと描かれています。


最終的に保育園は、敵に支配されていることに気づき、
ウッディーが他の仲間を救出しようと試みるのですが、
その辺のおもちゃ同士の長年の絆も見ていて泣けてきます。


ディズニー作品は、プロットという
シナリオの原型は、あらかた決まっていてパターンがあります。
しかし、そのパターンの枠を崩さないながらも
キャラクターと不変の感情をうまく描くことで名作にしています。

友情と別れ。ワクワクと切なさの絶妙なブレンド

おもちゃは、いずれ捨てられるか本来の持ち主には、
遊ばれなくなる日が来てしまいます。
別れは必ず訪れるものです。


アンディーとウッディーにもその時は、
必ず訪れ今回のトイ・ストーリー3では
そこをメインに描いています。


その別れの悲しさと新しい場所への期待や
絶望などをおもちゃ目線めちゃくちゃ丁寧に書かれています。
マジで自分の子供の頃遊んでいたおもちゃも、
気づかないところでは動いていたんじゃないかみたいな
錯覚に陥ります。
というか、そういう願望を持ちます。

おもちゃと持ち主という他の映画では
なかなか描かれない関係性をうまく、
相棒という関係性にしているのではないでしょうか。
人間は必ず成長して変わっていきます。


別れが来るときに、どう別れるかでその相棒との関係性が伺えます。
最終的にウッディーも他の仲間とともに
幼稚園生の女の子に引き取られるのですが、
その時の別れは、悲しくもあり、幸せでもあります。

まさにトイ・ストーリーのハッピーエンドの形です。
(実際には、今作が人気過ぎて続編が続きます)

20代30代にとっては成長を感じられる話

あなたも幼いころは、何かしら大事にしていたお
もちゃがあると思います。
僕の場合は、メトロン星人というウルトラセブンの
怪獣のフィギュアとトランスフォーマーのロボットが
特に大事にしていました。


小さいころは、メトロン星人とお風呂に入っていた記憶があります。
夏の暑い日は、メトロン星人を想って冷蔵庫で冷やしてました。(笑)
トランスフォーマーは、旅行にも連れて行っていたらしいです。
それぞれに大事な思い出があり、
それを思い出させてくれるのが、
トイ・ストーリーの面白いところだと思います。

出典ーバンダイトイhttps://toy.bandai.co.jp/series/ultraman/item/detail/4239/


今では、フィギュアなどは親戚の子にほとんど上げてしまいました。
ただ、小学校1年生の時に父に買ってもらった
トランスフォーマーの変形ロボは、押し入れにしまっています。
トイ・ストーリーの1、2は子供向け。
しかし、3は大人に向けた映画です。


ぜひ、今一度見て、子供時代の楽しかった思い出を
追体験してはどうでしょうか?

ディズニーは外れない!!定期的に見たくなる作品

今回は、ディズニー映画の中でも
普及の名作の『トイ・ストーリー3』の紹介をしました。
カップルで見るのにもひとりで見るのにも、
親子で見るのにも最適な作品です。


普段仕事で忙しい日々に追われている人ほど、
何か心に感じる部分があると思います。
ぜひ一度、シリーズ通して見てみてください。

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