
どーもRACCO GARDENのグラです。
今回も映画紹介をしていきたいと思います。
突然ですが、あなたはホラー映画は、好きですか?
ホラー映画と言うと貞子とかのJホラーや
ジェイソンなんかのパニック系のアメリカの映画の
二つをイメージする人がいると思います。
そして、それらの映画は、熱狂的なファンがいる中で、
嫌いな人は一瞬たりとも見たくないという人に分かれます。
今回は、ホラー映画だけどホラー映画が嫌いな人も見やすい
SFホラー作品『パラサイト』を紹介します。
『パラサイト』というとアカデミー賞を取った
『パラサイト 半地下の家族』をイメージする人も
いるかと思いますが、それとは違う本物のパラサイトです。
パラサイトってどんな映画?
パラサイトは、1998年製作のアメリカ映画で、
ロバート・ロドリゲス監督による作品です。
主人公は、ロードオブザリングでおなじみの
イライジャ・ウッドです。
あらすじとしては、ある日いじめられっ子の優等生、
ケイシーが干からびた謎の生物を見つけます。
そして、それを水槽に入れると生き返ります。
それが実は人に寄生して人類を操ろうとする
パラサイトだったという話です。
周りの人間がどんどんと寄生されていく中で、
ケイシーと数人の仲間が試行錯誤しながら
ボスを倒そうと奮闘していきます。
パラサイトのネタバレ無しの感想

パラサイトは、王道のパニック物のホラー映画ながらも
幽霊とかではないので、心霊系が見れない人にも
おすすめの作品です。
では、まずネタバレしない程度で
おすすめのポイントを紹介していきます。
もし、ラストの結末などネタバレしたくない人は、
ここまで読んで他のブログ記事を読んでくださいね。
ゾンビ映画のパラサイト版

ゾンビ映画と言えば、大量のゾンビが
生存者を襲っていくというのが定番のパターンです。
パラサイトでは、ゾンビではないものの
このパターンが使われています。
というのも、このパラサイトでは、
序盤の序盤で体育教師がすでにパラサイトに操られています。
そこから速攻で先生たちは、パラサイトに操られて、
学校はパラサイトに落ちていくのです。
ゾンビと違うのは、パラサイトに操られても
外からの外見では判別が不可能なこと。
だからこそ、昨日は友達だと思っていた人も
今日会ったらパラサイトに操られている可能性もあります。
しかもパラサイトに寄生されるのは一瞬で、耳からヌルッと入ります。

この誰も信じられなくなる感じが、上手く描かれています。
静かに周りが敵になっていく感じ、
確実におかしいことに気づくが
何がどうおかしいのかはわからない追い詰められ方が
このパラサイトの面白さの一つです。
キャラクターのちぐはぐさ
パラサイトの主人公は、優秀だけど気弱で
いじめられっ子のイライジャ・ウッド演じる
ケイシー・コナーという高校生です。
まさに冴えないいじめられっ子という雰囲気が出ていて、
頼りなさげなのがまた、主人公としては、ぴったりです。
この数年後にホビットになって、
指輪を火山に捨てに行くとは誰も思えません(笑)
他にもパラサイトでは、個性的なキャラが多いのも魅力です。
レズとバカにされている男勝りのSF小説好きなストークリーや、
性格のキツイ美人でケイシーの幼馴染のデライラ。
他にも天才的な頭脳を持ち、自分でドラッグを作って
販売するジークなどアメリカの高校生らしい
少し悪な人も仲間として出てきます。

この全員が普段は全く関係もなく、
ほぼ接点もないながら学校の異変に気付いて
行動を共にしていく感じがクールです。
映画も漫画もキャラクターが全てです。
もちろん設定なども大事ではありますが、
キャラクターが魅力的でなければ
最後まで見ることはできません。
パラサイトという人類の敵に対して、
普段は頼りなかったり、どこか問題のある生徒が
知恵を絞ってパラサイトから逃げ伸びていくのがスリル満点です。
『パラサイト』の面白いポイント

ここまでは、ネタバレなしのパラサイトの
面白いポイントを紹介してきました。
ここからは、ネタバレも含んだ面白いポイントや
個人的な意見を紹介していきます。
いじめられっ子が奮闘する物語は、熱い

僕は、いじめられっ子や気弱な少年が、
何かを成し遂げたり成長して
ヒーローになっていく物語に惹かれる傾向があります。
それは、自分もどちらかと言えば気弱で、
不登校ぎみにもなりかけたことがあるから
というのもあるでしょう。
漫画でもアイシールド21や遊戯王なんかは、
かなり好きで影響を受けました。
パラサイトもまさに、ひ弱な主人公が活躍して
ヒーローになっていくストーリーです。
最高に面白いというナンバー1になれる作品ではありません。
ですが、ちょうどいいB級映画な感じがあり、
個人的にキャラと世界観含めて大好きです。
主人公のケイシーが最終的には、
パラサイトの親玉を倒すのですが、最後一人になって、
ビビりながらも勇気を振り絞って
大きなパラサイトと戦う姿は見ものです。
徐々に身動き取れなくなる静かなパニック感がクール
パラサイトでは、最初は学校の職員、
そして生徒、次第に警察や町の人々まで
どんどんとパラサイトに操られていくようになります。
パラサイトに操られると、今までと性格や行動が
変わる人物もいたり、眼鏡をかけ始めたりと
少しだけ普段と違う部分が見られます。
この、あれ?なんかおかしいという雰囲気と
最後の方までパラサイトの親玉が誰なのか
わからない感じが大好きです。
僕が初めて見たのは、たしか小学生の時です。
金曜ロードショーでやっていたのを見たんだと思います。
学校物でパラサイトが侵略していくという設定と
気弱な主人公という部分がハマった原因でしょう。

大人になると、多少あらやツッコミどころも出てきますが、
当時はめちゃくちゃ怖かった印象があります。
急に驚かしたり、グロい描写はありません。
ですが、周りが自分の知らない物になっていく
静かに逃げ場がなくなっている感じが緊張感を与えています。
また、この作品は、アメリカの高校が舞台で、
アメフトの試合などのシーンも出てきます。
ここでアメフトを観戦している人間や選手が
一気にパラサイトになっていくんだろうなと想像できるシーンが、
短いながらも一気に周りに味方がいなくなるピンチ感があり、
大好きです。
グロ描写少なめで誰でも見れるB級ホラー

パラサイトは、多少の怖さはありますが、
心霊系のホラー映画とは違うので、
ホラー映画初心者向けです。
エイリアンとかの作品が好きな人は、
特に好きな作品でしょう。
ありえない話だけど、あり得たら怖いよねっていう
SF作品の王道を行きつつ、ゾンビ物のスタイルも
取り入れているところがおすすめです。
大当たりとは言わないですが、
大失敗でもない安定した作品なので、
一度見てみてはどうでしょうか。