どーも!!RACCOGARDENのグラです。
映画レビューコーナーは、今後もバンバン
記事にしていきたいと思います。
そんな中で今回は、僕が小学生の頃に見て大衝撃を受けた映画
『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』を紹介していきたいと思います。
『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』とは

ハムナプトラは、3まである人気の王道アクション映画の一つです。
今回紹介するのは、その第1作目。
基本、映画で3まで出ている作品というのは、
1が当たったから続編も描かれるわけです。
なので、はずれがないのでレンタルするときも選びやすいポイントですね。
『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』は、1999年に公開された
スティーヴン・ソマーズ監督・脚本の映画。
あらすじはというと、大昔のエジプトでイムホテップという神官が
王の娘と不倫をして生きたままミイラにされます。
それを軍人だった主人公のリックがエジプトの歴史に詳しい女性、
エヴリンや仲間とともにお宝を求めて神殿に向かうと死者の書を発見。
エヴリンが死者の書を唱えるとミイラになったイムホテップが復活して、
世界を滅ぼそうとするという内容です。
これだけだとB級映画感もあるのですが、
誰にでも観やすい王道のアクション映画です。
ちなみにですが2まではヒロインのエヴリン役は、
レイチェル・ワイズというかわいい系の女優さんです。
しかし、3だけ全くの別人の厳ついゴリラ系の女性にいきなり変わるので、
個人的には3は無いものとしてカウントしています。
あくまで2までがおすすめです(笑)
ネタばれなしでの感想

大枠のハムナプトラについては紹介しましたが、
ここからはもう少し具体的な魅力を紹介していきましょう。
まず初めにネタバレしない程度の感想を紹介し、
後半ではネタバレもありのおすすめポイントなどを紹介していきます。
なので、もしラストを知りたくない方は、
途中で引き返してくださいね。
とはいえ、ハムナプトラはアクション物で伏線や大きなどんでん返しはないので、
ネタバレもなにもないですけどね。
王道かつ熱いアクションムービー

当時、僕が初めてハムナプトラを見たのは、
小学5年生くらいの時でした。
その時、子供の間では遊戯王全盛期であり、
エジプトやミイラというのはワクワクするポイントが詰まっていました。
アクションムービーでは、戦いの場となる舞台設定は重要です。
それによって、どんな戦いやピンチが繰り広げられるかが
決まってくるからです。
ハムナプトラは、敵が復活してヒロインをさらう、
主人公とその仲間は難関を乗り越えてボスを倒してヒロインを救う。
大枠で言ったら、これだけです。
まさにシンプル。
でも、シンプルが悪いわけではなく、
シンプルだからこそ良い時もあります。
シンプルな中でヒロインを救うために神殿に向かい、
様々な仕掛けや昆虫、敵を倒しながら進む。
これだけでアクション映画としては面白いポイントが詰まっています。
当時の評論家の間では、好評とまではいかなかったようでしたが、
子供心に主人公のかっこよさと作品の熱は伝わってきました。
少し路線は違いますが、インディージョーンズシリーズなども人気なのは、
設定とアクションがうまくかみ合っていて、
ワクワクとハラハラが止まらないからだと思います。
主役とヒロインの恋模様が最高

個人的にハムナプトラのもう一つのいい部分は、恋愛描写です。
深い心理描写とかは、全くと言っていいほどありません。
しかし、わかりやすく主人公のリックとヒロインのエヴリンの
距離が近づいていくことがわかります。
この主人公のリックの荒くれものっぽくもヒロインに優しい一面は、
かっこよくアクション映画の王道主人公にぴったりです。
ヒロインもドジな部分もあるが考古学やエジプトの歴史に詳しく、
オタク気質な部分があるというのはギャップがあってキャラが立っています。
そして、この時のエヴリン役のレイチェル・ワイズがかわいい。
ヒロインがかわいいかどうかは、助かってほしいかどうかにも
直結するので重要です。
アクション映画の場合、恋模様はあくまでサブストーリーです。
しかし、なかったらなかったで少し物足りない。
キャラの立っている主人公とヒロインだからこそ、
応援したくなり見ていられます。
僕は、気の強い自己主張のはっきりしている猫顔の女性がタイプですが、
エヴリンは顔の系統は、全くの真逆。
それでも魅力的に見えるのは、演技力と見た目の良さによるものでしょう。
『ハムナプトラ』の面白いポイント

ここまでネタバレしないよう紹介してきましたが。
もう少し深堀りしていきましょう。
ハムナプトラには、もっと面白い部分がたくさんあります。
どうしても子供の時に見て、衝撃を受けた作品なので、
若干の思い出補正はあります。
しかし、人の好みなんて人それぞれです。
自分が良いと思う部分を思うままに書いていきたいと思います。
キャラクターと世界観の完成度の高さ

ハムナプトラの1は、公開したのが1999年です。
この時は、まだCGの技術は粗削りでした。
その中でハムナプトラは、当時にしては
かなりCGに力を入れています。
敵は、初めミイラ状態で人を襲って、その生気を吸い取って
本来の人間の姿に戻ろうとします。
その中でミイラのリアルさや、砂漠を自在に操って攻撃するシーンがポイントです。
CGがひどいと一気に現実に引き戻されてしまうので、
当時の映画は着ぐるみだったり特撮技術を使うことが多いのですが、
果敢にCGを取り入れてうまく違和感なく見せています。
そこも子供ながらにワクワクが止まらなかった要因でしょう。
ちなみにですが、僕は好きな映画は何度も繰り返し見る派です。
今までにハムナプトラシリーズは、通算50回以上は確実に見ています。
正直内容もだいたいのセリフも覚えてます。
でも見たくなる時があるというのは、それだけの魅力が
詰まってるからだと思います。
ただし、ハムナプトラ3は1回しか見てないです(笑)
敵も愛のために戦っている

アクション映画の敵というとただ世界征服をしたいだったり、
復讐や残虐に殺したいみたいなやつも多くいます。
それも無しではないですが、ハムナプトラは少し違います。
ハムナプトラの敵は、イムホテップという王の娘と不倫した神官が敵になります。
このイムホテップの原動力は、基本的に愛です。
もう一度、不倫していた愛人アナクスナムンに会いたい一心で、
死者の書を使って甦らそうとします。
そのためにまずは自分の体を復活させて、
ヒロインを生贄に死者の書でよみがえらせるのが目的です。
やり方は良くないですが、それでも愛があっての行動であり、
イムホテップ側にも正義があります。
そのため、ハムナプトラでは、『愛』というのが
サブテーマのようになっています。
だからこそ、敵側と主人公のリックの愛情の強さの対比ができていて、
バトルがさらに盛り上がります。
何も考えずにワクワクできるザ・アクション映画

ハムナプトラは、まさに何も考えずにワクワクできる
アクション映画の王道です。
ゴールデンウィークなどに家族でもカップルでも、
もちろん一人でも見たい娯楽映画と言えるでしょう。
映画には深い考察が必要なものもありますが、
どれも違った良さがあります。
高級なレストランで食べる料理もおいしいけど、
ジャンクで大味なハンバーガーとかピザもおいしいですよね。
まさにあんな感じで、大味の作品はその作品なりに良さがあります。
ただテンション上げたいやワクワクしたいという時にお勧めです。